『フランス40の前振り』 |
しかし、もりつちさんがMustAttackで懸命に推していたり、実際にもプレイを続けており。そこでルールブックに目を通したり、マップやユニットを眺めたりなど。そこで気になったのは、ドイツ軍の配置は脆弱ではないか、と。
確かに、多くの部分で1版から2版の移行では、ソ連軍に不利になる調整は散見され。
一番大きいものは戦闘結果表と地形効果の関係。その他ジューコフによる損失や、重大損害、補充の数値などが挙げられる。しかし、2版のキャンペーンだと、ドイツ軍の配置は決まっている。
『Ukraine'43』では、5:1のオッズで攻撃されると、防御側は退却を強いられる。第88師団への攻撃は、4個の機械化部隊の投入で額面のオッズは4:1、それにジューコフと砲兵支援×2を叩き込み。塹壕の1L(1シフトダウン)を考慮しても6:1。
上手くいけば(確率は1/3ですが)、Sumyへの突入に成功する。
もう1つ重要なのが、北部で戦線は張っているドイツ軍の第340師団と第327師団の側面へ回り込めること。
ここには、ドイツ軍は2線級の部隊しか予備を置いていないため、その弱体な予備を突け狙う。そうすれば、これらの部隊を包囲、そうはできなくとも、主戦線に合流できず無力化できるんじゃね。
第11装甲師団には2個の戦車軍、ツインタワーを突っ込む。これで額面6:1となり、砲兵支援×2で8:1。塹壕で下げても、最高オッズの7:1が立つ。
これら攻撃の第一の目的は、ドイツ軍の予備が薄い地点への突破。
そのため、即時反撃は受けない。
ただし、戦線の先にある小河川を渡河したいところだが。渡ってしまうと、第5SS装甲師団が届いてしまう。
これにティーゲルが加わると、オッズが上がりまくって生きては帰れない。かも知れないので、ここはちょっと待とう。
とにかく、スミの両翼を突破することで、第68・75師団を包囲できてしまう。ちょっとの幸運とZOCボンドを絡めれば、この2個師団はスミへの撤退もできない。
これでスミ周辺の北側のドイツ軍は崩壊する。
崩壊させたら、西方へは前進は鉄道の修理に合わせる。そして主に歩兵を送り込み、戦線を押し広げて。そして「ここぞ!」という地点まで前進したら、一気にドニエプル河に戦車旅団を寄せて。盤外突破を狙う。
※崩壊と書いたものの、戦闘代わりの退却があるから、そこまでは追い込めないかも。
さて、スミを抜いた戦車の主力は、南から回り込むように迫る。
目標はハリコフとポルタワの中間。
ツインタワーで押せば、ハリコフを半包囲の状態に陥らせられる。さあ、ドイツ軍はどうする?
ここは額面4:1が立ち、砲兵の支援と塹壕が打ち消し、そのままのオッズで勝負。ここの攻撃が成功すると、第57師団も捕まえられる。
ドイツ軍も断固たる防御で抵抗するため、確実に捕まえられる、とは言えないが。
主力のヴォロジネ方面軍は以上だが、他の戦線でも全体的に圧力を加える。
ベルゴロドからイジュームまでは、3ヵ所で1:2の攻撃。
ここが1か所でも成功すると、ドイツ軍は危機的状況に陥っているスミ方面への兵力が不足することに。
なお、ステップ方面軍に所属する砲兵や機械化歩兵は、1ターンの攻撃には参加しない。2ターンに予備として突破地点へ突っ込んだ方がいい(多分。
ここで砲兵を投入しないのは、次のターンに砲兵×2を投入した方が効果を見込めるため。
その隣でも装甲師団に1:1攻撃。
せっかく、河川越しでないところに、装甲師団がいるんですもの。そりゃ攻撃しないと。
上から1:1、3:1、1:2のオッズ。
タガンロフへの攻撃は、少々迷った。タガンロフを1:2の攻撃をするより、一番上
の第111師団を1:1で攻撃すべきでは、と。
そこでCRTを確認すると、ドイツ軍に与える損害はどちらのオッズも同じ。1:1にはDRの結果が増え、ソ連軍の損害は少なくなるだけ。
では、攻撃が成功した場合のメリットといえば、タガンロフの方が圧倒的に多い。
VPだけでなく、最南部でソ連軍の攻撃を阻んでいる河川(ミウス川?)に橋頭保を築けるからだ。
そしてソ連軍とって厄介なのが南方。
まず小都市も戦力が倍化され、攻撃するにしてもオッズが上がらない。
これらに陣地を築かれ、エリートの装甲師団さんが篭れば、とても占領の見込みはできねえです。
では、どうするかといえば。
そうは言っても、都市と河川が入り組んでいる南部。狙いどころは限られている。
スタリノの下腹部をかすめて南西へ進むしかない。
最後に細かいテクニックを3つほど。
◆まず、低オッズの攻撃は、砲兵や空軍、それにジューコフは使ってはなんねえ(多分。
額面で立つなら採算は合うのですが、シフトを上げてはそうも行かなくなるから。
◆ソ連軍の空軍は防御に使った方が、嫌らしくねえ?チョー嫌らしくねえ?
◆スターリンさんの引っ越し
そこで主攻撃となるスミを支援すべく、こちらへ配置(1ヘクス下がってもいいみたいだけど。
ここなら埼北の第340師団が拡張移動で逃げようとしても、その逃げた地点を支援できる。
ヴォロジネ方面での支援を終えたら、電車でGO!!して。次はこちら。
ここならハリコフもイジュームも支援できる。
画像ではドイツ軍の第282師団が戦線に張り付いていて、鉄道移動はできない。
しかし、このユニットがこの地点を維持できるのは、最初の間だけ。
ジューコフの引っ越しを考える、2~3ターンには撤収している。
ええ、皆さんもお気づきでしょうが。
これらは『Ukraine'43』についてだったんです。
こんなことをアレコレ頭に思い浮かべて、軍神さんに対戦を申し込んだら、見事に断られ。『FRANCE'40』になったとですとよ。
では、本戦の『FRANCE'40』へ行くだすよ。