『本日のお料理:ジュトランド』 |
アタクシはBGGから、そのレピシを集めましてね。
その中から今回は、『ドッガー・バンク沖の海戦』がお手頃でヨロシイかと。
タクテスクの記事を信じますと、体育館くらいの広さが必要とか言ってるでございましょ。
でも、それは嘘っぱち。それを証明しますわ。
Battle area Makerをヘクスの中心に置くのですが、大胆に床へドーンといきます。
というわけで、床にヘクスを作るのは取りやめ。
誰だよ、体育館の大きさって言ったのは。責任者出てこい!!
ちなみに、ブルッヒャーは見当たらなかったから、似たような船にしましたの。
ほら、モコミチさんもオリーブオイルがなければ、サラダ油でいいじゃない‼、っていってますでしょ。
では、ドッガー・バンク沖海戦のルールを説明していくわ。
シナリオ開始時には、視界は36000ヤード、風は北西から南東へ吹いている。
両軍の主力艦は、一旦敵の主力艦と24000ヤードに接近いたら、離れてはダメ。
配置の時点で両軍の先頭艦は3000ヤードの距離だから、見つけて殴り合いしろってこと。
勝利条件はイギリス軍はドイツ軍より多くの主力艦を撃沈し、勝利得点も2倍より多く獲得すれば勝利。
それができないと、ドイツ軍の勝利。
第1ラウンド
だから一旦ドイツ軍の頭を押さえれば優位に立てる。
そこで速度を全力にして、右45度の従列回頭(戦闘に続いて同じ地点で曲がる)を命じる。
ドイツ軍はこのまま直進しても、T字に囚われ危険と判断。
そこで速度を抑えて、左45度へ従列回頭。この時点で先頭艦のみ射撃が可能な距離に。
イギリス軍のライオンからブルッヒャーへ砲撃は1ヒット。前部砲塔に命中。ブルッヒャーからのお返しはハズレ。旧式艦では相手にならないようだ。
第2ラウンド
イギリス軍は敵と離れるのを嫌い、左45度従列回頭。
ドイツ軍は全速前進。これで両軍の主力艦はお互いに射的内へとらえる。
イギリス軍はライオンとタイガーにドイツ軍の2番艦のデアフリンガー。残るプリンセス・ロイヤル、ニュージーランド、インドミタブルはブルッヒャーへと砲撃。
この砲撃は4発命中。中でもデアフリンガーへの一発は舵を破損させ、しばらく直進しかできなくなる。
ドイツ軍の4艦は先頭のライオンへ砲撃を集中。5発命中させ、ライオンの火力は半減する。
第3ラウンド
イギリス軍は、このままではドイツ軍と行違ってしまうため、左45度回頭。後を追うようにする。
ドイツ軍は2番艦が直進しかできないため、全艦最大船速で直進。駆逐艦が援護で煙幕を展開する。
イギリス軍は、先ほどのようにデアフリンガーとブルッヒャーへ砲撃。
ニュージーランドが放った一発が、ブルッヒャーの弾薬庫を直撃。大爆発ののち轟沈してしまった。
ドイツ軍はライオンへ集中。3発命中させ、ライオンの砲撃力はほぼ沈黙する。
ここで軽巡洋艦と駆逐艦の動きが分からなくなり、一先ず省いて主力艦のみの戦闘とする。
第4ラウンド
ドイツ軍は直進しかできず、このままでは戦闘エリア(ヘクス)から出てしまうため、速度を落とす(敵から24000ヤード離れないように、との指示があるものの、罰則はない。そんな指示があるのに、まさか戦闘しているヘクスから出てしまっていいハズはないと判断し減速した)。
イギリス軍は歪な艦列であるため、命中弾はなかった。
ドイツ軍はさらにライオンへ砲撃。すると、ザイドリッツの砲弾が機関室を直撃。機関が完全に停止。戦列から脱落する事態となる。
第5ラウンド
ドイツ軍は速度を落とし接近するイギリス艦隊を迎え撃つ。
イギリス軍は陣形的に不利なため、砲撃を満足に行えず。命中弾は最後尾のインドミタルからザイドリッツへの1発のみ。
対するドイツ軍はタイガーへ砲撃を集中。合計4発の命中弾を与え、タイガーの前部砲塔は沈黙。
第6ラウンド
イギリス軍は追い風になり、自軍の煤煙でヒット数が半減する。
イギリス軍はライオン脱落の混乱から立ち直り、ドイツ艦隊へ向け艦列を整える。
ドイツ軍は舵の修理を終え行動の自由を取り戻す。そして左90度回頭を行い、完全にイギリス艦隊をT字戦法で迎え撃つ。
イギリス艦隊はドイツの先頭艦、ザイドリッツへ砲撃を集中。
3発の命中弾を与え。中でもプリンセス・ロイヤルが放った一発はザイドリッツの弾薬庫へ命中。弾薬庫に火災を起こさせ、大損害を被らせる。
ドイツ艦隊はタイガーへ集中。イギリス軍を圧倒する5発命中させるものの、損害数では同じとなる。
本来なら、次のターンもこの状態から戦闘は続くのであるが、シナリオで終了が指示されており、ゲームは終了となる。
勝敗の行方
ドイツ軍:合計23VP
ライオン:9ヒット、魚雷3ヒット
タイガー:8ヒット
イギリス軍:合計63VP
ザイドリッツ:9ヒット、魚雷1ヒット
デアフリンガー:4ヒット
ブルッヒャー:撃沈(12×4=48 ※これについてはルールブックの表現が分かり難く、正確かどうか心もとない)
イギリス軍のブルッヒャー撃沈が大きく、そのVPで勝利を得たと言える。
今回は両軍とも1隻のみに砲撃を集中したのだが、もっと効率が良い方法はあるかも知れない。
それから途中から、手が回らなくなった軽巡洋艦や駆逐艦も、きちんと運用できるようにしなければ。
これらについては、ゆっくり考えてみたい。
見てるだけでお腹いっぱい。
僕にはカロリー高すぎのようです・・・。
正: 両軍の主力艦は、24000ヤード内に入るまで図示された隊形を維持せよ。
誤: ブルッヒャー:撃沈(12×4=48
正: ブルッヒャー:撃沈(4(防御力値)×4=16
誤: 本来なら、次のターンもこの状態から戦闘は続くのであるが、シナリオで終了が指示されており、ゲームは終了となる。
正: 両軍とも互いに視界外にならない限り、ラウンドは無制限に継続する。