『中国軍は弱かった』 |
流れでオレの趣味であるウォーゲームについて話すんだけどね。ウォーゲームの時系列とか現状なんかを、さ。
すると、中国の方は「中国軍は弱かった」と自嘲気味にいうんだよ。
でもね。
ウォーゲーマーであるオレからすると、それに肯けないんだ。だって、その中国軍に日本軍は負けたんだから。
確かに、中国兵は日本兵を比べると、劣った部分も多い。それでも最終的に勝った側にいたのは大きいと思うんだ。
うん。これから、同じような話になったら言おう思う。
中国兵は日本兵と比べると弱いところが多かったけど、中国軍としては日本軍より優れていた、と。
日本兵は教育でも普段の生活でも、死ぬまで戦うことが美徳とされていた。対する中国兵は、国内的にまとまりがなく、戦う動機が得られなかった。
そのため、一人の兵士としては日本兵の方が優れていた。ところが、軍隊全体として見ると日本軍は優れていたとは言えない。
日本軍は勝てる見込みのないまま戦いを続けており。
中国軍は戦闘では勝てないのは知っているので、日本軍が音をあげるまでしぶとく粘った。
だから、中国軍は弱くなかった、と。ウォーゲーマーらしくさ。
大戦中の中国軍は「強い」とは言いかねますが、単純に「弱い」とも言えないと感じます。
「強い」とは言えない自身に出来る戦い方で、列強の一角である日本相手に戦い抜いた。それを勝利とは認められない人でも時間切れに持ち込んだしぶとさは認められるでしょう。