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2022年 10月 21日
J8『BLOCK BUSTING IN BOKRUISK』 『2ターン:ソ連軍』 【移動フェイズ】 【ターン終了時】 マーダー君は76mmINFにより撃破されてしまいました(A)。あーあ、操作班が出てきただけマシですか。 さて、ソ連軍はこのターンに左翼からの突破を目指します。しかし、ドイツ軍の射撃が当たり、ソ連軍の出目も悪くほぼ撃退されてしまいます。逆の右翼は多くの部隊が混乱から立ち直ってなく、唯一の分隊が前進ています。そしてJSU152とSU85が左翼へ進出し、援護を行う態勢であります。最後に、ソ連軍は増援が後方に到着しています。これらの部隊が前線に届くのは次のターンでしょうか。 『2ターン:ドイツ軍』 【ターン終了時】 ドイツ軍は戦線を維持しています。JSU152やSU85には太刀打ちできないため、それらから狙われないように後退しています。 『3ターン:ソ連軍』 【移動フェイズ】 【ターン終了時】 ソ連軍は中央へ戦力を集中してきました。 増援の戦車は、KV-1S という珍しいもので。これは装甲が薄いため、対戦車砲の餌食にならないようにしています。 ソ連軍が上手いなあ、と思ったのは、右翼の奥へSU85にを突出させたこと(A)。これにより前線で抵抗しているドイツ兵たちは後退できなくなっています。 最後に、もう1両のSU85が左翼へ踏み込んだところで、76mmAT(B)が教育…。できないっすね。命中させられないです。 この76mmATはSU85の撃破に悪戦苦闘することとなります。 『3ターン:ドイツ軍』 【移動フェイズ】 【ターン終了時】 ドイツ軍は危険性が低い地点で撃ち合いをして、ソ連軍が密集している中央では少しながらの後退をしています。 76mmATは追加射撃でもって、ようやくSU85を走行不能にします(A)。しかしながら、この操作班は飛び出しているものの、とどめを刺す戦力はドイツ軍にありません。 右翼へ浸透してきたSU85を狩るために、HSが寄っていったものの、これはSU85の反撃を食らって一発昇天(B)。このSU85は歩兵相手の出目が良く、近寄ってくるドイツ軍を次々に返り討ちにします。 『4ターン:ソ連軍』 【移動フェイズ】 【ターン終了時】 ソ連軍は前進に成功しています。 中央の建物では、頑強に抵抗していたドイツ兵を排除(A)。しかし、ここから先は76mmATが命中弾を与えるのとともに、ROFが回るりまくりまして。ソ連兵は大きく前進できていません。 ただし、その右翼の建物はドイツ兵の射撃により、ソ連兵がPIN付いて突入に失敗(B)。こちらはまだ粘れそうです。 なお、左翼にはソ連兵のHSが進出(C)。これもややこしい事態です。 『4ターン:ドイツ軍』 【移動フェイズ】 【ターン終了時】 ドイツ軍はしんがりを残してジリジリと後退。 その前に、”ややこしい”ソ連兵のHSは混乱させておきます(A)。 76mmATの奮闘は続き、中央の建物へ入り込んだソ連兵を追い出して、操作班の乗り込んだSU85はShockしています(B)。この辺りのソ連軍は運がよろしくありませんでした。 最右翼のSU85は頑張りやがりまして。どうにも撃破できません(C)。 右翼のしんがりも側面から撃たれたものの、PINで耐えています(D)。ここはドイツ軍に運がありました。 (続) #
by Chibaclub
| 2022-10-21 18:20
| ASLのリプレイ
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2022年 10月 21日
J8『BLOCK BUSTING IN BOKRUISK』 シナリオの詳細は以下のASLシナリオアーカイブスを参照ください。 Googleマップ(戦場の現在の様子です) 10月にINBさんが千葉会へ初参戦とのこと。それならばASLで迎え撃つしかありませんね。シナリオはJ8『BLOCK BUSTING IN BOKRUISK』に決まりました。では、シナリオの詳細を…。 背景:1944年6月29日:ロシア(現ベラルーシ)、バブルイスク: 中央軍集団の破滅に際して、ヒトラーの”要塞化都市”の多くは、ソ連軍の進撃により孤立化した。バブルイスクは、まさにそのような都市の一つだった。その街は、トーチカや古い洗車の砲塔が随所に配置され、要塞と化していた。ソ連軍の攻撃は、ドイツ軍の弱点である北部と南部から行われた。ソ連軍の攻撃は、固定された外角陣地の突破に成功した血なまぐさい市街戦にと変化した…。 勝利条件:ソ連軍はゲーム終了時に、1盤のO列南にある4つ以上の石造建物を支配していれば勝利。 ※VASLの盤面ではVの建物が5つあり、その中の4つを支配しろ、ということになります。 戦闘序列: ドイツ軍:1盤の以下の条件で配置 I列を含めた南に配置 J列を含めた北に配置 1盤のどこにでも配置 ソ連軍: 3盤に配置 2ターンに3盤の南端から進入する。 SCENARIO SPECIAL RULES: 1.天候は乾燥、開始時に風はない。 2.車両は林/建物内に配置できない。 3.全てのソ連軍6-2-8は突撃工兵(H1.22)。 4.ソ連軍はエリート(C8.2)。 結末: 29日の終わりに、バブルイスクは両軍に大きな損害をもたらした後に陥落した。ドイツ軍は、壊滅した8個師団を含めて、第9軍の80%を失った。しかしより重要なのは、5つのドイツ軍部隊が包囲され、消滅したことである。ロシア軍ほどドイツ軍から多くを学んだ者はいなかった。 【事前方針】 ASLは盤面が広いのですが、実際に使われるのは狭かったりします。このシナリオでも、この盤面くらいっすかね。気にするのは。 【ドイツ軍の事情】 ドイツ軍としては、左側のV建物を2つ支配していればいいんすね。それ以外の右側は、いわゆる一つの時間稼ぎ、ではないでしょうか。 ドイツ軍にはポイントが2つあります。 1つは鉄条網、もう1つは対戦車砲です。対戦車砲よりも鉄条網の方が、ソ連軍にとって嫌らしいんですね。歩兵も戦車も止められますから。。対戦車砲はですね。実は、あまり期待はできません。76mm対戦車砲にしろ50㎜対戦車砲にしろ、ソ連軍の戦車(SU85やJSU152ですから戦車ではないのですが)の正面装甲を抜くのは難しいのです。かといって側面を取れるか、といえばそれも難しい。 とうなると、なるべくドイツ軍の対戦車砲は撃たなくていいところにいる、のがいいんじゃないのかな。後は、鉄条網でソ連軍の攻勢軸を分断する、って感じです。 【ソ連軍の事情】 えーーーっと、私がソ連軍を担当できそうになかったんですね。なんとなくですが。ですから、ろくに考えていませんでした。攻撃側は防御側の布陣を見てから考えるちゅうこともありましたし。 以降、この記事の目線はドイツ軍のものとなります。 『1ターン:ソ連軍』 【初期配置】 やっぱり私が防御側のドイツ軍であり、INBさんが攻撃側のソ連軍になったとです。ドイツ軍の初期配置はですね。オーソドックスにしたとです。 ソ連軍には76mmINFとSU85の2両がありますので、これらが煙幕すれば強固な抵抗は考えられません。それならば、火線により前進を阻む=躊躇させるのがよろしいか、と。それにともなって、鉄条網を仕込みました。写真ではHIPなんで見えてませんが。 【移動フェイズ】 【ターン終了時】 ドイツ軍は右翼へ火力を集中しました。以降、方向については写真を見ての左右となります。 ソ連軍は、戦力的にそれなりに多かったので、正面に6割、右翼へ4割、という感じで戦力配分してきたからです。私としては、少い戦力の右翼を潰してしまえば、あとは正面へ注力できます。幸いというか、ソ連軍もそれに付き合うような動きをしてくれていました。 1ターンのソ連軍を終えた時点では、ドイツ軍の戦線は危なげがありませんでした。前衛は撃たないで済んでいますし、右翼は案の定ソ連軍の墓場っています。 『1ターン:ドイツ軍』 【ターン終了時】 ドイツ軍は…、動いてねえっすね。移動経路も入れる気が起きねえっす。ただし、マーダーが76mmINFからLOSがあり、狙われています(A)。イカン、LOSがないと思っていたのにぃ。 長くなりましたので、一旦切ります。 (続) #
by Chibaclub
| 2022-10-21 18:14
| ASLのリプレイ
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2022年 10月 20日
RO6『THE PLAYING FIELD』 『4ターン:ソ連軍』 【移動フェイズ】 【ターン終了時】 接近戦、これに極まりって感じですね。 この工場には仕切りがあり、それを通して移動や射撃もできないんですね。まるで迷路ですわよ、この戦場は。それでもソ連軍は前進前進。ドイツ軍の80mmMTRに狙われているのを避けるため、いったん工場の外に出て前進しています。 そのせいか、ソ連軍は損害がなく進めています。少しは撃退されていますけどね。このターンを終えた時点で、ドイツ軍には工場へ2個分隊しかいません。この2つを統制状態でなくした時点で、ソ連軍の勝利です。 『4ターン:ドイツ軍』 【移動フェイズ】 【ターン終了時】 ドイツ軍はボロボロですがソ連軍もボロボロです、だから何か? ドイツ軍が景気よく撃っているのは80mmMTRだけ。当たりませんでしたが。絶望的な状況でしたが、ドイツ軍は諦める、という選択肢はありません。この”絶望的”というのも、この記事を書いていて見えたのですけど。ソ連軍的には対戦中、「やばい!やばい!」って感じでした。ドイツ軍は工場の戦線が崩壊寸前であるものの、それを要塞化建物やトンネルにより堅固しています。「戦線が入り組んでいる?」そんなことは知ったことないぜ。 『5ターン:ソ連軍』 【移動フェイズ】 【ゲーム終了時】 ゲームはソ連軍の詰将棋となっています。 ドイツ軍はトンネル移動や要塞化建物を利用しているものの、それらは爆薬や大火力により抜けています。最終的には、白兵戦でソ連軍がドイツ軍を工場から一掃に成功。ソ連軍の勝利となったのでした。 【事後の覚書】 対戦前の懸念を吹き飛ばすくらいの楽しいシナリオでした。 通常の接近戦では、1ヘクス1ヘクスの押し合いへし合いになり、それはサイコロ運が付きまとう展開となってしまいます。ところが、このシナリオ…、いやスターリングラード戦では、立体的な戦場になるのです。ですから、一度通り過ぎた地域は、通常ならば自軍のものになるのですが、スターリングラード戦ではその定石は通じません。地下道やトンネルによりそれを打破できてしまえるからです。 これはルールを読み込まないとできないのですが、ウォーゲームとしては通常運転じゃなくね。 狭い地域での戦闘であるものの、勝ち方はいくつも選べます、ということは、ゲームの仕上がりは上々といえるのではありませんか。 そんなこんなで、忘れた頃にこのシナリオは対戦を約束しています。やっぱり、スターリングラード戦はASLにお似合いなんですね。 (了) #
by Chibaclub
| 2022-10-20 18:33
| ASLのリプレイ
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2022年 10月 20日
RO6『THE PLAYING FIELD』 『2ターン:ソ連軍』 【蒸発するソ連兵】 ソ連軍に6-2-8の凶暴兵が2個分隊でまして。これは戦況を動かすこと、だと思っとたですよ。しかし、突進途中にKIAを食らいやがりまして。2個分隊とも昇天であります。地獄行きかもしれませんが。この時点までに、混乱で撃退されたソ連兵は多かったものの、削られるのは初めてでした。 【移動フェイズ】 ソ連軍は凶暴兵の突進くらいっすかね。大きく動こうと思ったのは。それ以外では、ジリジリと進んでいます。ドイツ軍は…、ソ連軍が撃てないように動いているんで、撃てていませんね。 【ターン終了時】 ソ連軍は緩急っています。このターンは、左翼のドイツ軍を排除だけ目標として。それには成功しています。ソ連軍は、前ターンの人海戦術といい、このターンの凶暴兵といい、派手派手でありますが、このターンは地道に下準備したのです。 『2ターン:ドイツ軍』 【移動フェイズ】 【ターン終了時】 ドイツ軍はスカルキングっすね。一旦、移動フェイズにソ連軍から撃たれないところへ下がって、突撃フェイズに戻る、という感じ。ソ連軍も戦列は動いていません。だって勝負は次なんですもの。 『3ターン:ソ連軍』 【人海戦術第三波】 ソ連軍は狙いすました人海戦術!! オレも人海戦術を1つのゲーム中に三回やるのは初めてだよ。いや二回やったことないけどね。若干のルール間違いがあったものの、それは誤差ではないですかね。この写真を見ると。ところで、「人海戦術のユニットは鈍兵になる」と、ルールのどこに書いているんじゃ? 見つけられんのじゃ。 【移動フェイズ】 ソ連軍は手勢のほとんどを人海戦術へ投入したため、他には動かせるユニットがありません。それでも、勝利条件の工場へ突入できたんでOKでは?ないかい? そうそうOBAも爆裂しまして。運が悪いと、ソ連軍の進む地点を砲撃で埋めてしまうのですが、今回はそうではありません。 ちょうど、ドイツ軍の予備に的中してまして(赤円内)。しかもDRが良くてKIAが連続。工場は瓦礫っていますし、(後で聞けば)地雷も消えて、これはこれで有難いのでした。 【ターン終了時】 ソ連軍は、左翼からの工場への踏み込みに成功しています。私としては、工場の左翼に並んだドイツ軍スタックは徹底抗戦の現れ、と思っていました。ところが、その半分はダミースタックでして。あっさり、工場への突入は成しえたのでした。ただし、「これで工場の左翼は制圧できた」と思っていたところ、白兵戦でドイツ軍が勝ちやがるところもあり(A)。そこだけ入り組んだ戦線になっています。 『3ターン:ドイツ軍』 【移動フェイズ】 『ターン終了時』 ドイツ軍は…、上手かったですね。特に80mmMTRの位置取りは絶妙でした。私には、このような発想ができませんでしたから。 さて、ドイツ軍の移動ですが、前ターンの踏襲に近かったです。右翼の戦力と左翼へと移転していましたので。 ソ連軍のほとんどは戦列を維持できていたものの、一部は後退を強いられています。それは前ターンの白兵戦においてソ連軍のスタックトンで、ソ連兵が持っていたDC(爆薬)をゲットして、それでソ連戦線をこじ開けたのでした。ドイツ軍の迫撃砲もドンドコと撃ってはいたものの、戦果はありませんでしたね。撃ち始めでしたからね。こんなモンです。 (続) #
by Chibaclub
| 2022-10-20 18:27
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2022年 10月 20日
RO6『THE PLAYING FIELD』 ※ASシナリオアーカイブスより。 10月のASL定例戦です。 先月に次戦の話し合いをして、スターリングラード戦から選びました。陣営は、私が攻撃側のソ連軍、ザ ハさんが防御側のドイツ軍でした。では、シナリオの詳細を…。 背景:1942年12月15日: 12月の第二週の終わりには、スターリングラードを死守していた部隊の生き残りは、主導権を手にして廃墟と化した街を奪還する準備を整えた。赤い十月製鉄工場群の南端には、2つの巨大な建造物があり、ホール 8 (プレート・ミル) と 8a (半地下倉庫) だった。2か月間にわたり、グリエフの第39親衛赤軍師団は、ラインラントの第79歩兵師団と死闘を繰り広げていた。プレート・ミルへの攻撃の準備を支援するため、暗闇に隠れて 6名の赤軍偵察隊が鉄条網ワイヤーを切り抜け、ドイツが保持する工場に接近した。密かに行動した彼らは、1名の捕虜とともに自軍の戦線へと帰還した。 勝利条件: ソ連軍は、O36の建物に統制状態のドイツ軍MMCが存在しない瞬間に勝利する、またはゲーム終了時にドイツ軍より15VP以上獲得していれば勝利する。 両軍は、S38とO36の建物の地上レベルにある統制状態の1個分隊相当ごとにVPを獲得する。 建物S38(にある自軍の分隊相当ごとに)1VPであり、 建物O36 (にある自軍の分隊相当ごとに) 2VPである。 ドイツ軍:赤線を含めた北側であり、隠蔽地形であるなら隠蔽状態で配置できる。それぞれの建物には最大5個分隊相当まで。 ソ連軍:赤線の南側 SCENARIO SPECIAL RULES: 1. RF SSRを参照。全ての工場は廃墟(O5.5)。I35、J38、N38、そしてU36に該当する瓦礫を置く。 2.ドイツ軍には弾薬減少が適用される(A19.131)、2個分隊相当とそれらにスタックするSW/SMCがHIPを使用できる、6個以下の要塞化地形を指定できる(B23.9)。鉄条網と塹壕はHIPを使えない。81㎜迫撃砲は煙幕を持たない。 3.ドイツ軍の配置の前に、ソ連軍はドイツ軍の配置エリアの1つのヘクス列を秘密裡に記録する。 ドイツ軍の配置後に、ヘクス列から1つの鉄条網カウンターを除去する。 4.ソ連軍は1つの120㎜盤外砲任務(HEのみ)を得ており、それは盤外観測員(C1.63:ドイツ軍の配置前に秘密裡にM列を含めた南端に配置する)が誘導する。 結末: 夜間襲撃から集められた情報を参考に、レグニン少佐の第112親衛赤軍連隊の兵士は、ホール8の敵の拠点を急襲した。疲弊したドイツ兵たちは、巨大なホールの一角へ、また一角へと後退を余儀なくされた。ソ連兵たちは、戦局が好転したことを徐々に認識し始めた。 【事前方針】 ※以降、私の担当するソ連軍の目線になり、右翼や左翼という方向も写真・私からのものになります。 VASLで戦場を確認したところ、盤面全体はそれなりに広いものの、戦われる地域は狭く感じました。前回の対戦では接近戦に良い印象がなかったため、少々懸念がありました。始まってみると全くの杞憂でありましたが。 【ソ連軍の事情】 さて、ソ連軍の勝ち方から見ていきましょう。ソ連軍にはA~Cという3つの攻撃経路があります。普通に考えれば、A矢印のように攻めるのが、地形的に攻めやすいです。しかしそれでは、1つ目の工場制圧に時間がかかり、2つ目の工場へは突入できなくなる。もしくは勝利を得るまでのVPは稼げないように思えました。 B矢印だと、左右から射撃を受けてしまい、キルゾーンへはまってしまいそうです。ドイツ軍は、ここら辺に地雷を置きそうじゃない?ねっ?ねっ? C矢印は、平地がいくつか広がっており、そこを通るのは通行税がお高くなりそうです。それにこれらの平地に鉄条網は相性が良さそう。 そして、守るドイツ軍の11個分隊に対し、攻めるソ連軍は16個分隊しかありませんから、攻め手を2手以上に広げることはできません。 それをしたら遊兵を生み出しかねないからです。ですから、ソ連軍としては、上記の3つの内で1つに戦力を集中しざるを得ないでしょう。 【ドイツ軍の事情】 守るドイツ軍です。 ポイントは2つあります。野戦構築物と要塞化です。野戦構築物には、鉄条網・塹壕・地雷があり、これらは攻めるソ連軍の足を止めることができます。要塞化は6か所で行え、敵軍の進入を防げるのともに、トンネルにして安全に移動できます。 ソ連軍の攻撃経路に要塞化しておけば、かなり止められるのでは。しかも、そこへトンネルを仕込んでおけば、安全に戦力のローテーションができます。 ややこしいのは80mm迫撃砲(80mmMTR)です。これはどこへ置くのが良いかは、ピンときていません。まあ最悪は操作班を歩兵として使えばいいのですが。公表できるのは、こんなモンですね。後で再戦を約束していますから。 『1ターン:ソ連軍』 【初期配置】 ドイツ軍の配置を見て、右翼に比べて左翼が固くありません。鉄条網がないからです。塹壕の位置も読み通りでした。 この配置を見た瞬間に決めたのでした。今回はハデハデ行くぞ、と。そうすれば1ターンの内にドイツ軍の左翼は崩せる、とも。上手くいけば、ですが。 ※1.なお、モジュールのレッド・ファクトリーに入っている”燃え尽きた工場オーバーレイ”を使っています。 スターリングラード戦においては、全ての工場が戦場になり、それらは火災により燃え尽きているのです。その工場専用のオーバーレイもあるのです。 ※2.初期配置とルール確認に一番時間がかかりました。この写真のデータは11:48。9:30には会場入りしているので、ここまでで2時間経過しているんですね。 ※3.勝負は対戦が始まる前から始まっていました。いえ、ある意味、対戦前に大半は決まっていたといえるかもしれません。なぜなら、お互いに手の内を晒さぬように、それでも初期配置の前に、ルールや地形の難解な部分の協議が行われたのですから。 ちなみに、ぼんくらな私は「ヘクス列を記録するというから、L列Wireと書いておけばいいよね?」と尋ねて。 ザ ハさんから「記録の仕方はそれでいいですけど、何もヘクス列は言わなくていいのでは?」との申し出がありまして。 もう、対戦前から駆け引き全開だったのですよ。ちなみに、ソ連軍はL列をそのまま採用しています。ドイツ軍のWireはなかったけどな。 【人海戦術】 ソ連軍は、最初に2つの行動をしました。 1つは、突撃工兵による歩兵煙幕の展張。これは上手くいきました。不思議なのですが、ゲームを通して歩兵煙幕の展開は成功し続けたのでした。 もう1つは、操作班をHS代わりにした索敵。これで前方のドイツ軍の戦力は露見したのです。 そして人海戦術! 正面のドイツ軍は地下室と2階にいます。これを突き抜けよう、という考えでした。写真は人海戦術の第二波最中。うっかり、第一波は撮り損ねました。 【移動フェイズ】 こちらが移動フェイズ終了時です。 ドイツ軍の射撃については、人海戦術以降のものだけを入れてあります。二回にわたったソ連軍の人海戦術でしたが、失敗だったとはいえないものの、大成功とも言い難いです。 というのは、参加した5個分隊が混乱してしまったからです。決してドイツ軍の射撃DRが良かったのではなく、ソ連軍のモラル判定DRが悪かった、といえます。なぜなら、KIAやK/#の出目はなかったものの、NMCや1MCでソ連兵が次々に転んだ(混乱)のです。 ソ連軍は6-2-8と4-5-8でしたから、モラルは”9”まで上がります。しかもPIN付きませんから、実質的にモラル”10”と言っていいのです。それがコロコロと裏返るのには驚きました。 【ターン終了時】 撃退されたソ連軍は多くても、前進に成功したソ連兵はドイツ戦線の二線目へ食い込んでいます。ですから人海戦術は失敗であったとはいえません。何せ、左翼で生き残っているドイツ兵は、地下室と2階にいます。 2階に上がっているドイツ兵は階下をふさがれているため、包囲されてしまっています。 このターンには難しくても、次ターンにはそれらのドイツ兵は排除できるでしょう。おまけに、HIPしていたドイツ軍の4-4-7が白兵戦により排除されています(A)。 これは中央の抑えとして、ジリジリ前進していたソ連兵が、突撃したヘクスにいたのです。これも運が悪ければ、一方的にこちらが除去されてしまうところを、こちらが除去できています。 1ターンのソ連軍を終えた時点で、ドイツ軍は1.5個分隊が除去され、2個分隊が2階で身動きを取れず、1個は地下室であるものの、背後にソ連兵が進出しています。これらを勘案すると、ドイツ軍の左翼は崩れる、その一歩手前といえるのではないでしょうか。 『1ターン:ドイツ軍』 【移動フェイズ】 【ターン終了時】 ドイツ軍は、左翼(写真を見ての方角です。以降同じ)の危急に接して、戦力の転換を急いでいます。窮地に陥ちしているドイツ軍左翼の2階部隊たちは撃つしかなく、撃ったものの戦果は得られていません。 工場の左翼に、いやーな感じでドイツ軍のスタックが並んでいます。左翼のドイツ軍のうち、2階の1つは排除に成功していて、もう1つは絶賛抵抗中。 地下室の奴らは、後方に進出していたソ連兵を排除して後退しています。この排除は、両軍の駆け引き全開なのでした。細かくなるのですが、一連の事柄を書いていきましょう。まず、地下室のLMG5-4-8が後方に入り込んだソ連兵の6-2-8へ16火力の+2DRMを撃ち込んで。6-2-8はELR落ちして5-2-7になる、と。このままでは、混乱5-2-7は、後ろの建物の2階にドイツ軍の分隊がいるため、潰走不能で除去されてしまいます。しかし、後ろの建物の1階にソ連兵がいて、2階のドイツ兵には逃げ場がありません。そこで大火力を集めて、このドイツ兵を射撃。結果としてこれの混乱に成功します。そうすると、手順ではドイツ軍の潰走が最初なので、この2階のドイツ兵は除去となり、混乱した5-2-7は潰走ができるようになります。 長々と書きましたが、1個分隊を残るために、両陣営とも1個分隊の行方に自分のルール知識が全開だったのです。 (続) #
by Chibaclub
| 2022-10-20 18:22
| ASLのリプレイ
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