AP116『MOOK POINT』事前予告 |
※シナリオカードより
ASLはぬるい報告で済まないので口調も固くなる。ご承知あれ。
4月15日(日)に対戦された、ザ ハさんとのASL対戦。
事前に準備を重ねており、リプレイの前にその内訳をアップしておく。シナリオは、「新しいシナリオにチャレンジする企画」の1つ。AP116『MOOK POINT』になる。
では、シナリオの概要から。
1944年、9月25日、オランダ、ムーク近郊
第325グラインダー歩兵連隊が着陸した9月23日までには、アルンヘムに降下したイギリス軍は既に蹂躙されていた。Groesbeek高地の南、第82空挺師団はKiekbergの森を保持しており、第319グラインダー砲兵大隊はアルンヘムとナイメーヘンを支援していた。
ほぼ一週間近くGroesbeekからの砲火を浴びた、第1空挺軍の指揮官であるクルト・シュデンド上級大将は、十分に休養をとれたが経験のない部隊を砲火を沈黙させるために送り込んだ。その樹木に覆われた一連の丘は"Finger Ridge"として知られるようになった。
勝利条件:ドイツ軍はゲーム終了時に、レベル2に統制状態のアメリカ軍MMCをなくす、もしくはレベル2にいる統制状態のアメリカ軍MMCよりも多くの2aにある建物を支配する。
※2aには5つの建物があり、それらを全て占領して2レベルにいるアメリカ軍MMCを4未満にしてもいい。
マップ
戦闘序列
配置はアメリカ軍が最初で、行動はドイツ軍が最初。
アメリカ軍:第82空挺師団、第325グラインダー連隊、第2大隊の一部。7bX列を含めた東に配置(マップ図では赤線の右)。
ドイツ軍:第363国民擲弾兵師団の一部。は7bT列を含めたの西に配置(上図では青線の左)。
3ターンに、7b盤の北か西か、南の盤端から登場する。
※"or"とのことなので、盤端のどれかになる。複数の盤端はダメ。
SSR:
1.天候は普通、ゲーム開始時に風はない。全ての林は松林(B13.8)。Wd2のオーバーレイを7bGG8 ? GG10に置く。
※松林は普通の林とほとんど同じだが、2レベルのLOS障害で歩兵の進入コストが1.5MP。普通の林より高くて、少し閑散としている。
2.アメリカ軍は配置時に、自由に展開(A1.31)を行える。
3.アメリカ軍は70+mm OBA(HE/WP)を普通の弾薬数(C1.211 ;A25.33)で1つ受けている。
最初のチットは自動的に黒とする;そのチットは1つドローパイルから取り出しておく。無線機は故障(A9.7)しない。
※70mmなので12火力を発揮する。市街戦では心もたないものの、このような林や果樹園が広がる地形では十分な火力だ。
※最近のシナリオでは、いきなり赤チットが2つ続くような事態を避けている。
4.AFVの操作班は自主的に彼らの車両を放棄(D5.4)できない。
結末:勇敢だが経験のないドイツ部隊は、火炎放射器とハーフトラックに搭載された20mm対空砲の支援を受けて繰り返し攻撃を行った。第二派として降下したグラインダー兵は、対戦車兵器は不足しており、戦力も乏しかったが、信頼できる砲撃により敵の戦列を崩した。多くのドイツ降下兵達はGI前線の壕の前で倒れ、生き残ったモノたちは戦意を失い、Kiekbergの森へと逃げ帰った。第325グラインダー連隊はドイツ軍をFigerRidgeへ立ち入らせなかったが、それは紙一重のことだった。
Mookの戦いについて調べてみた。
現在の「Battle of Mook」で検索すると、Mook戦没者霊園がヒットした。
おそらく、この周辺が戦場となったのだろう。ASLのマップを彷彿とする鬱蒼として若干の高低のある様子がうかがえる。ただし、この霊園には連合国(カナダやポーランドなど)の兵士が埋葬されている。イギリスやアメリカ、それにドイツの戦没者は埋葬されていないようだ。
背景としては、マーケットガーデン作戦の一部であり、第82空挺師団の戦いになる。去年末にGMTから発売になり、好評の『HOLLAND'44』で見ると、こんな位置関係になる。
(続)
コメントも書き切れていませんが、
yagi様の次の対戦記録も楽しみにしております。
対戦相手の対戦記録を読むことは、まさに"The Other Side of the Hill"ですから。
そうですね。
特に、写真を見ながら思い起こす、というのは対戦を思い起こすだけでなく。
反省を促せるので良いです。
対戦記録については、自分流で進めてください。
ウォーゲームは、その対戦した思い出も腐りませんから。