ASL1『戦闘撤退』リプレイ その1 |
両名とも、ASLのプレイにブランクがあるため練習しよう、という話になり。シナリオを選んでいたら、ASL1『FIGHTING WITHDRAWAL』に落ち着きました。
陣営をDR(ダイスを1個振った合計)して決めたところ、私が防御側のソ連軍、下総さんが攻撃側のフィンランド軍を受け持つことになりました。
シナリオについて細かく書きだすと長くなるため、簡単に。
火災が起きていて、風が吹いている。ソ連軍は弾薬減少(機関銃が壊れやすい。射撃の出目が6ゾロだとELR落ちする)。それにフィンランド軍の独特なルール。自己回復ができて、指揮官誕生が起きず。この頃のソ連軍には政治指揮官が使える。
勝利条件はフィンランド軍がソ連軍より、手前の盤端から多くVPを脱出させること。
要は、追い抜きシナリオです。これが勝利条件としては、一番難しいんですよね。作戦的に。
『初期配置』
あまり解説してもワカランでしょうから、こちらも簡単に。ソ連軍は指揮官も機関銃も配置制限の中では、一番の後ろに置き。
フィンランド軍は、まあ標準でしょうか。機関銃を建物の2~3階に上げてないのは、下総さんの抜かったところ。対戦中に気がついて修正していきます。
『1ターン』
▼フィンランド軍移動終了時
以降も同じなので、ご承知のほどを。
下総さんのフィンランド軍は慎重な前進でした。ダッシュを多用していて。
①1個分隊強だけが、ソ連戦線の喰い込んでいます。
ここはソ連軍の守りが、どうしても弱くなりガチで。もっと喰い込んで来ても良かったですね。
②1個分隊を2階に走らせています。
昔の対戦で、この辺りにHIP(初期隠匿配置:マップには置かずに、メモしておく)されて、痛い目にあっていて。それを防ぐ意味があったのです。
でも、通常ならHIPは配置制限が少なく、もっと後方へ置くモノなんですよね。今回の私もそうでした。
▼フィンランド軍ターン終了時
ここまでの損害は、フィンランド軍は1個分隊。これは射撃を受けたHS(半個分隊)が除去されたもの。
ソ連軍は2個分隊が壊滅し、2個分隊が混乱。壊滅した1個分隊は捕虜になっています。
▼ソ連軍ターン終了時
一部で抵抗する戦力を置いています。ただし、右翼では混乱している2個分隊がおり、そこへ政治指揮官が合流したため、後退が遅れています。
『2ターン』
▼フィンランド軍移動終了時
その大多数は慎重な前進を心がけ、一部で急進させたのです。ソ連軍から見て危険だったのは、後退が遅れていた右翼。下総さんは的確に、その弱体な地点を突くべく突進させてきました。
①ここはソ連軍の射撃が効果あり、戦線に喰い込まれるのは阻止できました。
②左翼でも急進は見られました。ここもソ連軍の射撃で撃退に成功。ただし、期待した8-1+MMGは6ゾロで一発故障。このMMGは修理に失敗して、戦闘に寄与しませんでした。
▼フィンランド軍ターン終了時
そして珍しいことに、潰走でフィンランド軍は前進してしまい(①)。
②ソ連軍は一旦敵に近づきつつも、見えないから問題ないと、逃げています。
▼ソ連軍ターン終了時
①この建物は連続建物で、一旦建物の外に出ないといけないのです。
それは危険であり、仕方がないため突撃フェイズで一歩だけ下がることに。
②右翼は完全に下がり遅れ。
これも次のターンに気が付いたのですが、混乱した分隊を拾っていくため、こんな中途半端な位置で止まっています。
③やる気になれば…、言い換えれば混乱した分隊を見捨てる気になれば、このヘクスまで後退できたのです。ここらが勝負のあやとなりました。
(続)