『古河にてないもの探し』 |
久しぶりにお盆休みをとれて、家でゴロゴロしていましたら、ウチの奥さんにですね。
「たまには、奥さん孝行しなさいよ。明日は古河へ連れて行きな」と、命じられ。終戦記念日に古河まで一っ走りしてきたのです。
まず古河公方公園に寄って、そちらの「西郷どん」を撮影した古い建物を見て。それから市内の歴史博物館を見学したのです。
古河総合公園は天気がよろしくなくいせいか、向かう車や人達も少なくて、少々迷いました。普通は、この公園ぐらい大きいと、プールも併設されていて、この時期ならもっと混んでいてもいいんですけどね。水辺だから涼を求めて、もっと人が集まったり、とか。ガンバレ古河公方公園。
画像は古河公方公園でもらった「こがも」。
観光マップもあるけど、公方公園にはなかっただよ、ガンバレ古河公方公園。
公園全体を歩いて大回りすると、一時間ほどかかるんじゃないだろうか。私たちは半分の御所沼コースだけ。随所に休憩所もあり、散歩にはもって来い。ただし、順路の案内板がなくて、迷子になりかけるなど。ガンバレ古河公方公園。
古河公方公園の由来は以下のリンクを見てください。
あれ?古河公方公園にあった看板よりも説明が詳しいぞ。ガンバレ古河公方公園。
こちらはエラク冷房が効いていて。身も心も(ふところもw)冷えてしまいました。
冗談はともかく。
展示物がもの凄く良く。国宝の鷹見泉石像や、ペリー一行の報告などがイラスト(挿絵なのかな)とともに展示されており。
歴史好きにとっては、何時間いても飽きないものでした。
その割には、私たちの他にはオジサンが1~2人しか見学してなく。それも入口付近で涼んでね?、って方もおったので。もっとガンバレ古河市民。
見学した歴史博物館は古河城の出城の一部ですが、その他の遺構は全く残ってない。マジで。
こちらのリンクで古河城図と現在の地図を見比べても、さっぱり往時の面影は見つかりません。
北側の道路がそれらしいくらいです。
普通なら道路の作りが、古い掘割や町屋に沿っていて。だいたいは想像できるものなんですけどね。
こちらから地名と年代で絞っていけば、古い航空写真がダウンロードできます。
中心には、競馬場の跡が見えて。
それから南北へ伸びるように、百間堀や下堀の跡地が暗く見えます。湿気ているのかな、多分。この頃は流行ったみたいですね。競馬場を作るのが。地元の千葉の柏にもありましたから。
渡良瀬川が光ってみえます。これはカスリーン台風(※カスリーン台風は1947年でしたから、アイオン台風かも知れません。)の影響で増水しているから。
台風の被害を航空写真で残そうとしたのでしょうね。
古河城の主要部分があった辺りは完全に水没しています。お城を壊しても堤防を作らないとイカンかったのがわかりますね。
いわゆる公共事業は何かと議論の遡上に上がりますが、このように被害を防いでいる場合には話題になりません。皮肉なものですね。